栄養素90種類以上、オメガ3も含む熱帯植物マルンガイ、モリンガの育て方

熱帯の植物マルンガイは日本で育てられるのか?

マルンガイ鉢植え
マルンガイ

 

我が家のマルンガイ(モリンガ)、鉢植えで育てています。2014年の夏にフィリピン原産の苗木を購入し育て始めました。その年は一夏(3,4ヶ月)で160cmを超えるぐらいになったのを覚えています。そして、翌年の2015年には180cmも超えて家の玄関を潜るのも大変になったので二つに株分けすることに。今回アップしている写真はその株分けした後にそのまま鉢に植えていたものの方です。

マルンガイ(モリンガ)を日本で育てるには?

マルンガイ(モリンガ)は熱帯の植物です。そのため成育には高い気温が必要になります。まだ四季のある日本では冬を外気に触れたまま超えることはできません。そのため、鉢植えなどにして秋から冬にかけては室内に入れる必要があります。ビニールハウスなどをお持ちの方は温度管理をしていれば大丈夫だと思います。

マルンガイ(モリンガ)が成長するのに適した温度とは?

マルンガイ(モリンガ)は気温が15度以下になると葉っぱを散らし始め、5度以下になると根が死んでしまうそうです。そのため、夏が過ぎて秋から冬にかけて地域地域で室内に入れるタイミングも変わってきます。お住まいの地域の気温を確認しながら育てていきましょう。

マルンガイ(モリンガ)はどうしてこんなに大きくなるの?

マルンガイ(モリンガ)の興味深いところは異様なほどの成長速度です。また、人が暮らしている所では大きく育つが空気の良い山奥などではそれほど大きくならず小さいままという特徴があります。その驚くべき理由は二酸化炭素の吸収量にあります。なんとマルンガイ(モリンガ)は杉の木の成木の50倍もの二酸化炭素吸収量を持っています。人が暮らすところは煮炊きをしますし、現代は自動車が走っています。

 

そのため、空気中の二酸化炭素も増えてそれを吸って大きく育つんですね。二酸化炭素をそれだけ吸うということは光合成をしてそれだけの酸素を出してくれるということです。東京などの都会では大気中の酸素不足が問題に上がったいますし、今後の地球環境に対して大きな貢献をしてくれていると考えられます。

マルンガイ(モリンガ)に適した鉢の形は?

マルンガイ(モリンガ)は小さな可愛らしい葉っぱからは想像できないことに根っこに養分を蓄えて大きな芋をつけます。そのため鉢の形状は深さのある縦長の鉢が適していると言えます。深さがあると根を伸ばせてその分地上の茎や葉も高く伸びていきます。

 

大きく育てたい場合で、もし、二酸化炭素(CO2)が多い環境に対してもそれほど伸びない場合は鉢を深いものに変えると良いかもしれません。逆に室内で育てたり、机の上に飾っていたい場合は小さな鉢にしておけばそれ以上大きくならないのでサイズの管理をしやすいですね。

マルンガイ(モリンガ)の苗や種の入手方法

モリンガの種はネット上でも購入して育てることができます。GoogleやYahoo!で検索してみてください。僕はフィリピン原産のマルンガイの苗木をいただいて育てています。苗木をてに入れるには、マルンガイを原材料にして100%自然な形で製品にしたマルンガイ健美葉、そのセミナー会場で夏頃にお分けしていたりします。マルンガイ健美葉は品質を保つためにMLM、ネットワークビジネスの形で流通をしています。マルンガイセミナーに興味のある方はお近くの会員さんにご連絡ください。

花、種、葉っぱ、全てが有効活用できるマルンガイ

マルンガイ(モリンガ)は栄養素を豊富に含む葉っぱだけではなく、花や種も有効活用できると有名です。花の香りも素晴らしく化粧用の香料としても使用されたり、種から取れるオイルは必須脂肪酸であり希少なオメガ3をふんだんに含んでいることが知られています。種の油のおよそ97%がオメガ3という説もあります。

オメガ3が97%とも言われるマルンガイシードオイル

こちらはマルンガイの種を使った化粧用のオイルです。非売品です。

使用した感じは素晴らしく、極少量をとって手の甲にすり込んだり顔に擦り込むとその瞬間から肌触りが変わりますね。肌の色が白くなる気もします。メラニン色素を分解するホルモンでもあるメラトニンとの関連性が気になりますね。日本でも少しずつ知られてきますがまだまだ一般的ではありません。素晴らしい植物をより多くの方が知られるきっかけになれば嬉しいです。